愛知県一宮市の「せんい団地」というエリアがあります。
1960年代に開発された商業団地で工場はほとんどなく、かなり当時のままの建物群が、たくさんの公園緑地と共に碁盤の目のように広い道路に配置されています。
現在も事業所として機能している物件もたくさんありますが、空きビルも大小20軒ほどあるようです。
ざっくり言うとファミリーレストランが80軒くらい立つ広さのまちが、全体にレトロビルの宝庫になっていて、しかもそれほど注目されていない!
この貴重で広大なデッドストックタウンを訪れるたびにむずむずしてるのですが、再開発やあたらしいショップなどの開業はけして活発ではありません。
今日は小ぶりながら多くの常連さんが集まるマルシェが開催されていたので訪問してみました。
主催はこの地でながらくショップを構えている家具やさん&カフェのオーナーさんで、忙しい合間にお話を伺いつつ、知恵を貸し借りできそうなことがたくさんある予感がしました。
集客の面からもイベントでもよいので、なるべく一度にたくさんのシャッターが空くことが、エリアの活性化につながると思うのですが、まずはちょっとしたたくらみを、何回か打ち続けなくてはなりませんね。
そしてこのまちの空間的な価値が伝えられるような、いいテイストの場が現せたら!